栗ノ木バイパスとは
栗ノ木バイパス(くりのきバイパス)は、新潟県新潟市中央区万代島地内の万国橋交差点から、同区紫竹山三丁目地内の紫竹山インターチェンジに至るバイパス道路である。万代島から同区明石二丁目に至る区間は新潟県道464号新潟港沼垂線、明石二丁目から紫竹山三丁目に至る区間は国道7号(国道8号・国道17号・国道49号・国道403号・国道459号重複)に指定されている。
全線が新潟市の都市計画道路「万代島ルート線」、ならびに地域高規格道路「新潟南北道路」の計画路線および整備路線に指定されている。
なお国道区間のうち、同区沼垂東二丁目 - 同区鐙の延長1.4 kmの間は栗ノ木道路(くりのきどうろ)、鐙 - 紫竹山間の延長700 m の間は紫竹山道路(しちくやまどうろ)の事業名称で、バイパスの一部を連続立体交差化する事業が進められている。(Wikipedia 栗ノ木バイパスより)

昭和初期(1930年頃)の栗ノ木川(新潟歴史双書5新潟の堀と橋より)
栗ノ木川
栗ノ木川は水はけが悪く、雨が少し降っただけで信濃川の水が逆流するため、明治27(1894)年に本馬越から焼島潟まで新しく水路を掘りました。これが今の栗ノ木川です。
また、もとの栗ノ木川は昭和39(1964)年の新潟地震の復旧工事などで、排水路としての役目を終えて埋め立てられ、道路となりました。今の一般国道49号栗ノ木バイパスは、もとの栗ノ木川の跡です。(新潟県 新潟地域振興局 地域整備部 たずねてみよう山の下閘門排水機場より)
書籍で見る栗ノ木バイパス
栗ノ木川を埋め立て、道路になった経緯を調べるため、ほんぽーと新潟市立中央図書館にご協力いただきました。
埋め立てには、鳥屋野潟の排水不良、天然ガス採取による地盤沈下、新潟地震等が大きく関係していることがわかりました。
ここでは、その調べた図書資料を紹介します。
参考・引用資料
伊藤 鼎編・沼垂定住三百年祭実行委員会発行 (1984). 沼垂定住三百年記念誌 ぬったり p54-p80
ぬったり地域楽編・新潟市東地区公民館発行 (2009). わたしたちのまち(笹口・沼垂・万代長嶺小学校編) p9-p14
新潟市史編さん現代史部会編・新潟市刊行 (1997). 新潟市史 通史編5 現代 p188-p369
新潟市編集発行 (2001). 新潟歴史双書5 新潟の堀と橋 P53-p129
磯部 利貞・林 正巳・山崎 久雄監修・株式会社 野島出版発行 (1981). 新潟県の地理散歩-下越編- p88-p96
新潟市編纂発行 (1980). 新潟市合併町村の歴史 第3巻 中蒲原郡から合併した町村の歴史(上)-沼垂・山ノ下・大形- p133-p136